雪猫さんの『思い出.zip』落として聴きましたー。
RAP48の主催の人ってイメージの雪猫さんですが、以前あげてらっしゃったリミックスって曲のフックの「一度りーみっくす」ってのが凄い好きで、密かに注目してます。
まずは、家族の様子や過去をうたった「おかあさんとのおもひで」。大好きな母親の離婚原因のパチンコと借金が、逆だったという衝撃のパンチラインはくらいます。ビートのクレジットが入ってないのでとても残念ですが、DORA-CHANGさんの曲にも使われてたビートだった気がします。きらきらのメロウチューンビートだけでも虜なところに、語り口調で、弟に向けて静かにつぶやく「呟き手紙」は、普段ラップっぽくないラップが苦手な僕でも、すんなり聴ける、愛のある感動作。前曲で家族の様子が歌われているだけに、思わず聴き入ってしまいます。HOOKがちょっと惜しいのですが、雰囲気は最高です。今回のEPでは間違いなくイチ押しの一曲でした。続いて、「お別れの考察」は雨音にポンポンと跳ねるようなシンセが響く、こちらもまたきらきらでたまらないメロウビート。ただ、個人的には「呟き手紙」と違い、ビートにラップが馴染んでいなくて、少し物足りない感じ。口笛が優しく響く温かいサンプリングビート（もすきーさん？）にオートチューン系のピッチ補正を効かせて唄う「愛の歌」。ピッチ補正が綺麗に合っていなくて不協和音だらけなのが残念。いつかきちんとした再RECが聴きたいところ。シンプルながらも哀愁が漂うピアノにストリングスがのった切ないビートの「Good Morning」。おばあちゃんとの思い出の内容ですが、そこは次回EPにおあずけということで、楽しみに待ちましょう。
全体的に重いですが、雪猫さんらしい内容のEPで、ラップ等は惜しいところがたくさんあるのですが、ビート選びが凄く上手で、普段から結構途中離脱が多い僕ですが、ちょっとピッチ補正があっていなくて辛かった愛の歌以外は、全曲意外とすんなりと聴けてしまいました。ビートのクレジットは是非とも欲しかったですね。
重い内容の中にも、どこか温かみのある雪猫さんのラップは、本当に上達が楽しみです。
こちらからダウンロードできますよ。
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