フリーミックステープが日本でも流行り始めて、もう大分経つと思います。
僕は2010年の夏からラップを始めたのですが、
人に聞かせられるレベルの音源を作れるようになったのが2011年の夏頃から、
(ちなみに初ショーケースは2012年夏で、自分のライブはまだ3回しかやったことないんですねー)
そこから、さっさとハイペースでフリーをリリースしていれば良かったものを、
『TwiRAq』の製作にかなりの時間を費やした(というか、超のんびりやった)ため、
残念ながら、その間にフリー出身のラッパーは大体キャラも数も出揃い、(自業自得)
もう"フリーは死んだ"と言われようになり、(手遅れ)
「"フリーは死んだ"なんて言わせないぜ!」の流れも一通り終わり、(今度こそ手遅れ)
毎月、膨大な数のフリーミックステープがネット上でばら撒かれて埋もれていく、(悲劇)
そういう状態の中でやらなきゃいけないと、そういう時代と立ち位置になってしまったんですよね。
(自分で書いてて驚愕してます)
僕は、まだ色々な方に応援していただいたり、紹介していただいたり、協力していただいたり、
まだ聴いてもらえてる方だと思うんですが、このフリー界隈の現状を何とかしなきゃいけないと!
というか、フリーって大事にしてもらないじゃないですか!
1回聴いて、まぁポイっみたいな。僕も実際ほとんどフリー落としてもそんな感じですし。
あと、そもそも僕のラップとかスタイル嫌いな人とかに、叩くためにフリー落とされても正直ウザいんですよね。
もう完全に労力とリターンが吊り合ってないですからね。
別に今の日本語ラップがお金になるとか、そんなことは思ってないですけど、
やっぱ売り物って聴いてくれる人少なくても、大切にはしてもらえるわけじゃないですか。
で、どうせなら、作った側としては、やっぱ大切にしてもらいたい訳ですよね。
(今の日本語ラップ界隈で、有料はビジネスじゃなんてものには到底なってなくて、聴く側の、作品への敬意・愛着みたいなもんだと思うんですよね。)
でも、フリーの可能性っていうのは日本語ラップシーン以外では、まだ、あるんですよね。
今や日本語ラップ界隈ではフリーなんて珍しくも面白くもないですけど、
AKLOが日本語ラップシーンでやったときは話題を掻っ攫ったわけですし、
現状、ラップ以外のジャンルでは、まだまだフリーが珍しいことを考えると、
そこで同じことを起こせば規模は数倍どころじゃないわけですから。
そこのロマンを追うか、
有料でも買ってくれる人だけに、自分の本当にやりたい音楽を届けるか、
でも、ビジョナリーカンパニーというのは両取りを目指すらしいんですねー
フリーだけど、他のフリーとは別格でフリーじゃない扱いをしてもらえるもの
これはクオリティもですけど、もうひとひねり必要な気がしますよね。
というか、クオリティだけでフリーでも何とかなると思ってると、完全な労力の無駄になると思いますね。
何となく方法は思いついてるんですよね。形に出来るかなー。
今年はフリー扱いされないフリーを出して、有料も出す。
そして、まずは単位ハスラーとして単位を掻き集める。そんな感じです!
なんかキモい記事になったんで、お口直しに、今日買った、凄い良いなと思うの紹介しときます。
まずこれ!
http://xxyyxx.bandcamp.com/album/xxyyxx
落ち着いたアンビエント系のポストダブなんですけど、跳ね感も上手に残されてて絶妙です!
ポストダブあんま知らないんで、たぶん詳しい人が読むと論外なこと言ってるんでしょうね。恥ずかしい!
ともかく、たった$7.00なので、円高も考えると捗りますね!
あとは兎さんのアルバム!ME2!カッコ良かったです。
http://www.wenod.com/?pid=51799952
iTunesで買っちゃったので、またお金あるときに盤もゲットしようと思います。